珪酸塩白土の特徴

珪酸塩白土は天然の粘土地質品です!

珪酸塩白土は粘土鉱物に属します。
日本国内では唯一秋田県八沢木地域でのみ天然産出される「優良質2対1型モンモリロナイト粘土」をいい、「土の王様」「魔法の白土」とも呼ばれているものです。

珪酸塩白土は、鉱物学的にはモルデン系およびクリノフチロル系ゼオライトを成分として含有する粘土鉱物です。広く流通している類似的資材で一般にゼオライトと通称されているものは「沸石を高熱加工した石タイプの地質品」です。これに対し珪酸塩白土は「やわらかい粘土タイプの天然地質品」である点が異なります。そのため、珪酸塩白土は土壌に柔軟に順応して多機能性を発揮し、持続的に土壌改良を行ないます。

何故、珪酸塩白土が土壌改良として効果があるのか?

モンモリロナイトのコロイド粒子モデル図珪酸塩白土はイオン交換を行なう性質を持っています。
この粘土のごく小さい粒子(コロイド粒子)は (マイナス) の電気を帯びており (=陰荷電)、ここに + (プラス) イオンである多種のミネラルが付いています。
土壌中に蓄積された有害物質としての「+」イオン (過剰なH+、NH4+など) は、ミネラルが放出されて空いた場所に、入れ替わりで吸着されます。
このようなイオン交換作用によって、土壌中で有害物質としてはたらく「+」イオンはコロイド粒子に吸着・除去され、珪酸塩白土のコロイドから放出された有用なミネラルを植物が吸収することとなります。
珪酸塩白土は同時に土壌中に発生した不純ガスを吸着・除去し、土壌や水を強力に浄化してくれます。
珪酸塩白土は土を団粒構造へと促すため土壌の通気がよくなり、植物の根により多くの酸素を供給します。
珪酸塩白土には酸性を中和する働きがあり、石灰の3〜4倍の持続力で土を弱酸性に保ちます。

珪酸塩白土は多孔質の粘土鉱物なので軟らかく、また、表面積が広いという性質を持っています。この性質により珪酸塩白土は柔軟に土壌になじんでいき、効率よくかつ強力に、上記のような効果を発揮します。

ミネラル(mineral)=本来は地球を構成する固体物質のうち鉱物質の物質をいう。
おもに金属元素に関係する物質。自然界では酸化物や他の化合物として存在していることが多く、水中では+イオン(プラスイオンまたは陽イオン。cation カチオン)の形で存在する。
一般的には栄養素としての鉱物性物質やイオンを「ミネラル」と呼ぶことが多い。
植物に必要な養分にはチッソ、リン酸、カリなど多量要素や、Ca(カルシウム)やMg(マグネシウム)など中量要素がある。これに対し、微量ながらも必要とされるミネラル類があり、これを微量要素という。
珪酸塩白土は広い意味では粘土という形のミネラルであるが、イオン交換の場合は特に、中量要素としてのミネラルであるマグネシウムやカルシウム、また、微量要素としてのミネラルが重要となる。

珪酸塩白土は膨潤性が高い!

珪酸塩白土の土壌団硫化モデル図「優良質2対1型モンモリロナイト粘土鉱物」の代表的な特徴のひとつに膨潤性(水を含むと膨張し、乾くと収縮する性質)があります。
この性質により土壌にすき間ができ、土壌の透水性(水のしみ込みやすさ)、通水性(水はけのよさ)、通気性が良くなり、同時に、保水性が向上します。この作用により理想の土壌(団粒構造)へと導き、土はフカフカでやわらかい状態となり、植物の生長に適した環境となります。

珪酸塩白土は肥料の貯金箱になる! 保肥性向上

珪酸塩白土(モンモリロナイト)のコロイド粒子は「永久陰荷電」といい、− (マイナス) の帯電が環境の pH (ペーハー;酸度) に左右されないという性質を持っています。このため、このコロイド粒子は、+ (プラス)イオンを引き付ける力が永久的に変わりません。
肥料成分やミネラルは+ (プラス)イオンなので、コロイド粒子は常に肥料成分を引きつける力をもっています。しかし、一方では、この+ (プラス)イオンを引き付ける力は強過ぎないため、コロイド粒子は保持した肥料成分をいつでも放出できます。

このように、珪酸塩白土のコロイド粒子は肥料成分を一時吸着・保持して肥料の無駄を省き、状況に応じ、吸着した肥料要素を放出し「適時肥効効果」を与えます。
また、珪酸塩白土の「永久陰荷電」は、他の粘土鉱物のような、土壌酸度によって電荷が変異する「pH依存性陰荷電」ではないため、酸度の影響を受けにくく、絶えずイオン交換を行ない、養分を保持できます。

珪酸塩白土はpH(酸度)調整をして環境を整える!

pH中和のモデル図珪酸塩白土には、pH(酸度)調整する緩衝能があります。この緩衝能により、土壌の「酸性」や「アルカリ性」を自身の pH6.0 で調整し、中和して環境を整えてくれます。
また、珪酸塩白土を水に入れることにより、イオン交換作用により、水質浄化作用が働き、水が活性化します

珪酸塩白土は珪酸とミネラルのW効果

珪酸塩白土の主成分は珪酸です。その他に16種類のミネラルも豊富に蓄えられています。
珪酸塩白土を植物に使用すると、主成分の珪酸が細胞を丈夫にして病気に強くさせ、ミネラルが花の色や野菜・果実の品質向上・糖度増大へと促します。また、珪酸による細胞の強化を図ることで、光合成を行うための受光態勢が向上することに結びつきます。

珪酸塩白土には、リン酸の肥効向上能力があります!

コロイド粒子がリン酸をキャッチリン酸 (P)、はチッソ (N)、カリ (K) と並ぶ「肥料の三要素」の一つです。

植物は養分を水に溶けたイオンの形で吸収します。リン酸成分も同様で、 リン酸イオン PO43− として摂取されます。しかし、イオンは降雨や灌水で流失しやすいものです。
一方、リン酸は、土壌中で活性アルミナと結合してしまうとリン酸アルミニウムという化合物に変わります。リン酸アルミニウムは水に溶けにくく、また、植物の根が分泌する酸 (=根酸) にも溶けないため、植物に吸収されません。このため活性アルミナ成分の多い土壌ではリン酸肥料が効きにくくなります。

珪酸塩白土にはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが多く含まれています。
これらのミネラルは流失しやすいリン酸イオンと結合し、いったん不溶性のリン酸カルシウムリン酸マグネシウムになります。すなわち、珪酸塩白土は流失しやすいリン酸イオンを固定して土壌に保持し、流失をくい止めるはたらきをします。
植物の根は、通常、根酸を分泌してリン酸マグネシウムやリン酸カルシウムを溶かし、そのリン酸イオンやミネラルを摂取します。

リン酸は根の生育を促す成分でもあります。また、珪酸塩白土は根の生育に適した土壌環境を作り、根にリン酸を供給します。このような相乗効果によって植物の根は旺盛に生育し、リン酸やその他の養分を十分に吸収することになります。
珪酸塩白土は「永久陰荷電」ですので絶えずイオン交換の場となり、持続的に効果をもたらします。珪酸塩白土を使用するとリン酸肥効が向上するというのはこのような仕組みによります。

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